痴れ者


ぼろぼろになるまで誠実
いい加減ずる賢さを学ぶべきです
君の価値を知るべきです

白痴の頭に叩き込む
けれどちんぷんかんぷん
君にとっての贅沢は
扱いきれませんか
持て余しますか

泣くぐらいなら
理性をもたなくては
許すぐらいなら
もっと強く在らなくちゃ
貫くのなら傷付かない強さを
貫けないならせめて

仕方ないねじゃなくて
神様なんかじゃなくて
祈りではなくて
約束を契るのも 違う

君が踏み出さなくちゃ
誰が背中を押すんです
夏が笑います
伝う汗が鎖骨にたまるくせに
細い指で欲しがってるくせに