劣情ドリーミン


浅い夢を繰り返し
何度も君に出会う
それが僕はたまらなく悲しい

此方じゃない彼方だろう
君が居る場所の話だ
そんなだって嘘だろう
僕の夢の話だ

追いかけてかすっては消えていく
残像も残り香も無い
薄っぺらなのに決定的な違い
素直になりきれない僕のエゴだ

ギリギリのフェイクだろう
そんな浮ついた笑みで呼ぶなんて
くだらない浅ましさだろう
僕の夢の話だ