何でも無いのに何にでもなれそうだった


きれいに成形してしまえば
もう戻れないって分かってた

曖昧にぼかして直視を恐れて
そのくせに自己主張は怠らない

こんなにもほら君を
気づいてよ ほら

喉まで
溢れる
見せたい
こえ

汗ばんだまま震えていたよ
震えていたよ