溽暑
早く溶ける雲に見る
嵐の予感は適当に
完璧じゃない言い訳が
許されるべき不穏な今です
絶対じゃなくても永遠が
今日を過ぎる日々さえも
まるで夢の様に淡い午後です
壊す呪文の忘却の
知らないふりさえ得意気で
無知を愛して白痴を呪い
垂れた涎の甘ささえ
発酵した脳に見る
思い出ばかりが綺麗です
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