Hi,my all.


ハイ、ハイ、マイオール。愛しい僕の全て。

君が与えてくれるこの体を、全く、食べる事が許されないなんてね、本当、馬鹿げている。僕はそれ以外の、君を僕の物にする方法を、知らないんだから、まったくもって、本当にね!

ハイ、ハイ、マイオール。

本当はね、君の臓物を、筋肉を、脳を、細胞一つ一つを、本当にね、僕の物だと、そうしてしまえればなぁ、と、思う程にね、愛している。誰にでも分け隔てなく与えられているその体をね、僕はね、欲しくてたまらない。たくさんの男が君に寄ってたかる。所詮僕もその一人なんだろう。

君は高みから僕らを慰めてるつもりか、馬鹿にしてるつもりか、それは分からないけど、マイオール、君は僕らの公衆便所に変わりは無くて、醜い盛りの捌け口だって、そのとおりで。

けれど、マイオール、僕は君を責めたりなんか、出来ない。

ハイ、ハイ、マイオール。君が吐き出す全てが僕にとっての媚薬なら、マイオール、僕は君無しでは生きれないから、マイオール、体だけでも、僕には必要だよ。それがどんなに惨めだとしても。

ハイ、ハイ、マイオール。愛しい僕の全て。いつか君が体だけじゃなく心もくれると信じて、ハイ、ハイ、マイオール、僕は夢見る、いつまでも。